家族がインフルエンザやノロで吐いてしまって「消毒どうしよう!?」と思ったことのある方も多いのではないでしょうか?
“次亜塩素酸ナトリウム消毒液”と聞くと「難しそう」と感じる方が多いかもしれませんが、実は身近なもので作ることができます。
◆調理器具(食器など)を消毒する場合
洗剤などで十分に洗浄した後、「次亜塩素醸ナトリウム0.02%」に10分漬け置き消毒する(加熱できる物については熱湯で加熱するとより良い)
◆トイレを消毒する場合
「次亜塩素酸ナトリウム0.03%以上」で濡らしたスポンジやタオルで拭く。
◆お風呂を消毒する場合
お風呂用洗剤で洗浄し、一番熱い湯で浴室を洗い流す(ただし、症状がある間は入浴禁止)
◆吐いてしまった汚染場所を消毒する場合
ウイルスが飛び散らないようにペーパータオル等で静かに拭き取り、ビニール袋に密閉して廃棄する。このとき、ピニール袋に廃棄物が十分に浸る量の「次亜塩素酸ナトリウム0.1%」を入れる。
衣類にかかってしまった時も「次亜塩素酸ナトリウム0.02%」で浸け置きしてから洗濯、または85℃ 以上の熱湯消毒をする。
カーペットや床等の汚染場所は「次亜塩素酸ナトリウム0.02%」で浸した後、拭きとり、水拭きする。
◆用意するもの
① 1リットルのぺットボトル
②塩素系漂白剤(ハイターなど原液濃度が5〜6%前後のもの)
◆つくり方
「次亜塩素酸ナトリウム0.10%」を作る時は20ミリリットルの漂白剤をペットボトルに入れて、あとはペットボトル一杯に水を加えて1リットルにすれば完成。「0.05%」なら10ミリリットルの漂白剤を、「0.02%」なら4ミリリットルの漂白剤をぺットボトルに入れてから水でペットボトルをー杯にすれば完成。
◆20 ・10 ・4 ミリリットルの漂白剤のはかり方
ここはペットボトルの「フタ」を使うと便利です。ペットボトルのフタは約5ミリリットルなので、それぞれ必要な漂白剤は、下記の通りになります。
「0.10%」⇒ペットボトルのフタ「4杯分」
「0.05%」⇒ペットボトルのフタ「2杯分」
「0.02%」⇒ペットボトルのフタ「1杯分」
参考情報:
食品安全委員会(内閣府) 「ノロウイルスの消毒方法」
感染対策委員会