今年度より脳卒中などの脳血管疾患で入院された方を対象に、新たに電気刺激を用いた訓練を取り入れ、上肢機能の改善に取り組んでいます。

●治療機器

 MURO ソリューションという随意運動介助型電気刺激装置(Integrated Volitional control Electrical Stimuiator:IVES) を導入しました。

 これは低周波治療器の一種で麻痺によって動きにくくなった筋肉のわずかな動きを検出し、筋肉の随意的な動きを促していく治療機器です。

 動きを促したい筋に電極を貼り付けて筋肉の収縮を検出し、動きをアシストします。物を掴む、離すなどの目的に合った動きを反復して行い、上肢機能の改善をめざします。

 


 対象になるのは脳卒中などの脳血管障害の一部の方です。病態によっては適応にならないこともある為、医師とリハビリテーション科のスタッフが麻痺の状態を評価し、相談しながら進めています。





作業療法士 中沢宏彰

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