食中毒は夏だけのものではありません。ウイルスによる食中毒は冬場に多発しています。
年聞の食中毒の患者数の約半数はノロウイルスによるものですが、うち約7割は11〜2月に発生しています。昨シーズンば東京都内で11〜2月にかけて369件、年間では439件と、過去5 年で2 番目に多い件数の集団感染事例が報告されました。今シーズンの患者報告数は10月20〜26日において41人/週となっており、昨年同時期(3.6人)よりやや高い数となっております。
症状としては吐き気やおう吐、下痢、腹痛、微熱が1〜2日続きます。感染しても症状のない場合や、軽い風邪のような症状のこともあります。 ノロウイルスは高温に強いため、85℃ 90 秒以上の加熱でないと死滅しません。また、アルコールはノロウイルスに対してあまり効果がないと言われています。 塩素系漂白剤での消毒がノロウイルスに対して効果的です。
参考: 東京都庁HP