医療・介護サービス提供について

事務部長日向　登

　平成28年度の診療報酬の改定が4月から実施され、具体的な影響が出始めています。全体の改定率は、医科では診療行為本体が+0.56％、薬価・診療材料が▲1.33％とされていますが、病院の体制、規模、診療科、診療内容等によりその影響は異なります。

　今回の改定は、2025年に向けて地域包括システムを構築していくという国の方針に沿って、全体として、求める病棟機能や患者の状態に応じて医療行為を評価するものとされ、大幅改定ではありません。

　しかし、2年後の2018年度には診療報酬と介護報酬との同時改定により、病院・施設運営は一層厳しい環境に置かれることが予測されます。

　このような環境下、当院は地域に密着し近隣の皆様に愛され、必要とされる病院であるために、当院を利用いただく皆様に適切な医療を提供できるよう、これからも医療の質の向上を図っている所存です。当院は2004年より10年間日本医療評機構の認定病院でした。2014年は2回目の更新審査でしたが、奇しくも電子カルテの導入時期と重なってしまいました。そのため更新審査を延期しておりましたが、本年2月に日本医療機能評価機構による審査を改めて受審しました。この5月に正式にその認定を得ることができました。これからも日々改善を図り、医療の質の向上に向け職員一同努力を続けてまいります。

　病院の機能の向上を目指す一方で、当院を中核とした法人では以下の6事業を行っています。

さくら並木クリニック（外来透析と皮膚科外来）
にしくぼ診療所（健康診断と人間ドック）
介護老人保健施設ハウスグリーンパーク
グリーンパーク訪問看護ステーション
居宅介護支援事業所
介護付有料老人ホーム・コートローレル

　法人全体としては、国の進める地域包括機能をほぼ保有していることになります。地域の皆様及び近隣の医療機関・介護施設の皆様にも、地域に根ざす当法人の方針をご理解いただけたらと思います。

　皆様の健康状態や年齢等にあわせて、必要に応じて上記のサービス・事業所をご利用くださいますようお願い致します。