私たち薬剤科は、患者様や病院スタッフの方々が、薬を安全・確実に服用・使用できるようにと願って日々仕事をしています。

 武蔵野陽和会病院では、 2009年7月から全面院外処方の発行を開始しました。薬剤科の仕事が入院患者様メインになったため、1階フロアにあった薬局を廃止し、地下1階に移動しました。現在、薬剤科は常勤薬剤師4名、パート薬剤師1名、助手1名体制で稼働しています。

 処方されたお薬の調剤、入院患者様の翌日の注射の準備、入院時持参されたお薬の確認、2階急性期病棟入院患者様への服薬指導、また約790種類ある在庫薬剤の管理や、職員に向けて医薬品情報の発信などの仕事を行っています。そのため、外来患者様にはなかなかお会いする機会がなくなりました。院外処方発行当初は、長年通院されていた患者様が入院されて「あら、久しぶりね」などと言われて嬉しかったことを覚えています。 最近は、内視鏡検査や手術入院のため服用中の薬剤を確認するため、外来の患者様が地下の薬局まで来られることも多くなりました。限られた人数で対応するため、お待たせすることもありますが、 服用中のお薬を確認することは、検査や手術を安全に行うための大切な確認事項の1つです。ご協力をお願いします。 この服用中のお薬の確認時に効力を発揮するのが「お薬手帳」です。


 最近は、調剤薬局でお薬をもらう時、必ず「お薬手帳」の提示を求められますね。病院でも同じです。病院受診時には必ず、お薬手帳をご持参ください。 一文字違うだけで、全く違う効果のお薬が存在しますし、含量が異なると、効果も異なる薬があります。また、最近のジェネリッ ク薬品の名前は長く、覚えにくいものが多くなっています。 受診後、検査や手術が決まり、いろいろ説明を受けて、最後に薬局で「お薬は何をお飲みですか?」と聞かれて、いつもなら出てくるお薬の名前を忘れてしまう事がありますよね。こういう時にお薬手帳を持っていると、「これを飲んでいます」と、その手帳を提示されるだけで確認が出来ます。

 

薬剤科  宮野すみ子

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